2013年11月10日日曜日

ツンデレきょうだい


冬の所為かな。

こないだ初めて、「2人で食べるご飯どきの寂しさ」を感じた。吉本バナナさんや江國香織さんの小説に出てくる「一緒にいる故の寂しさ」みたいなもの。

なんにもない、けど、なんでもある
なんでもある、けど、なんにもない

どっちかしら。
哀しくないし、ご飯も美味しい。
相変わらずの冷え性と、温い床。

ただ、互いにちょっと気を使っている。今まで気を使うなんてことはなかった仲なのに、18を過ぎた二人は、少し大人になって相手を気にかける。それが「二人でご飯を食べる寂しさ」の原因らしい。

「もしもし。君、今晩は何を食いたい?え、オムライスはこの前食ったろう。でもまぁ、卵は何個あるの?」

「なぁなぁ、ケチャップ足りなかったね。なんで買ってこなかったのさ。でもまぁ、このフワフワの卵、美味いなぁ。」

私たちは、ツンデレきょうだい 。
今宵もやっぱり、オムライスは美味しいし、ケチャップも薄く伸ばせば、なんくるない。

褒めて伸ばせ、伸ばされろ。
「じゃぁ食器洗いよろしくね」
「…………z Z Z 」

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