2013年9月16日月曜日

親愛なるジジババさま



「おじーちゃん、おばーちゃん、これからも元気に長生きしてね!よしのより」

今日は敬老の日だったけれど、台風の為、会いに行くのは延期になった。

小さい頃からこのイベントには気を使う。毎年使い回すメッセージが、なんとまぁ、ありきたりなんだろう!だいたい、長生きすりゃいいってもんじゃない。

父方のじいちゃんは生きることにすごく執着している、死を恐れてる。胸にはペースメーカー、膝には注射、両目の手術、何錠もの薬を飲みどの薬が効いているのか解らない。ジェンガのような機械ニンゲンだ。

一方でばぁちゃんは、「遺言書はここに閉まってあるから」「あんたが撮ってくれたあの写真、遺影にしてね」なんて云うもんだから私も「じゃぁあのお皿とスカーフもらうね」なんて話をしている。

母方のじいちゃんは7年前のクリスマスの朝に、ケーキを二切れも食べて満足して静かに死んだ。ばぁちゃんには正月以来会っていない。

いつまでもあると思うな親と金。
最近少し口うるさくなったジジババに、ウンザリすることが増えている。こんなに大事に育ててもらって、どの面がそんなこと言うのか。

だから。
「程よく生きてちょうだいね、」と伝えたい。放ったらかしな云い方じゃなくて。来たる死に際に、自分はこれでよかったらしい!と思えるように過ごしてね。

「はい、そろそろ時間で〜す!」という神さんの声に耳を傾けて、それまでは私も「ハイハイ、いつも生かしてくれてありがとーう」と手を合わせていたい。

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