ひとり公園のベンチで空をみていたら、すごく星が瞬いてテケテケしている。ずーっと見てたら、テケテケが移動しているように思えて、飛行機かな〜っと思い始めた。それで目を凝らしてテケテケがどのくらい移動しているのか、本当に飛行機なのか星なのかを5分程観察していた。
飛行機なら5分も見てれば真相が分かるだろうに、「あれは星だ!」と云える自信が持てなくて、むしろ見れば見るほどに分からなくなった。
宇宙に続く奥行きとか、空と一緒に見える手前の木々との距離感が狂い始め、完全にテケテケに惑わされている。
それが冬空の18時頃の話。その夜、友人とご飯を食べてそのまま別の公園に行った。こっちの公園は草野球が出来る広さの上、街灯が少ないので星がよ〜く見える。それにさっきよりも夜が深まった所為もある。
まぁなんて綺麗なテケテケたち。芝の傾斜にゴロンと仰向けになって星を見る。あぁなんて贅沢なんだろう。足下でサッカー少年が一人、自主練に励んでいる音だけが響いている。ポシュッ!スコーン!シュシュッ!ポーン!スポポーン!コロコロ…ポーン!
と、ここまでが去年末の話。
年明けには、流星群(しぶんぎ座 )を見る約束だったが、正月早々に私が熱を出し野外観察は延期となった。
彼曰く、流星群らしきものは2回程見えたらしい。だけど、そのテケテケ瞬く、本当に流れ星かどうか良く分からないやつを含めると5回は見えたという。
「星を疑う」というフレーズが年末から気に入っていたので、その話を聞いてなんだか嬉しくなった。人間ぽいな〜と思って。でもこれは大人になったからじゃない、もっと小さい頃から、不思議は怖くて疑い深くて素敵だった。
今日あたり満月なのでしょうか。寒い寒い夜道も、心奪われて満月を眺めていると、体がポカポカしてくるのはなぜかしら?
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