何より、弟に手をかける事のなくなった 母との時間がグンと増えたのが、嬉しい。顔を合わせる時間は変わらないけれど、ずっと色濃くなった。育ち盛り・メンズ食(肉!米!)ではなく好きなものを少しずつ作って、その日あったことを話したり、掃除や洗濯は「出来る人が、出来る時にやる」など。程よい距離感で、気さくな心遣いが続いている。当たり前かも知れないけれど、忘れていた同居の心得。家族なのに、家族だからかな。
お猿(弟)が居た時の母は なんだかんだ 世話して世話され、ぶーちゃん(わたし)は沈黙してそれを見ているしか無かった。すると蓄積した ぶーのヤキモチが、焼きすぎて爆発することもしばしば…。ボーンのバーンだ。
母が息子離れしたのと同時に、娘が餅を焼くことも減った。今は母娘互いに、甘え、叱咤激励して過ごしている。尊敬しているから、からかえる。しょーがないなぁと許せる。最近の母の口癖は「私がボケてもいじめないでよね〜」なのだ。こういうとき、ツッコミ役が2人いると ボケの愛らしさが倍増するのにな。
母と弟は素材が良く似ていて、私は父に瓜二つである。並んで歩けば親子丸出しである。だから私は父も大事にしたいと思う。口下手で 誤解されるところも よく似ているから。こうして いつまでも家にいると、見かねた祖父が「そんなんじゃ おまえ、お嫁に行けないよ。じいちゃん、死んでも死に切れないよ〜」などと嘆く。私はそれを 遺言だと思って 聞き流している。
(写真はぶーが幼稚園、猿がバブだった頃のもの。加工しなくても味のある一枚。)
(写真はぶーが幼稚園、猿がバブだった頃のもの。加工しなくても味のある一枚。)
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